[アップデート] Amazon CloudWatch Synthetics で Lambda 関数へのタグレプリケーション機能が追加されました
いわさです。
先日 AWS CLI のアップデートを眺めていたところ、Amazon CloudWatch Synthetics で軽微なアップデートがありました。
2024 年 9 月 13 日の v1.34.18 の更新です。
また、本日アップデートアナウンスもありました。
Synthetics Canary は作成時に設定したスクリプトやブループリントの内容に応じて Lambda 関数が作成され Canary 実行時にはその Lambda 関数が使われる仕組みなのですが、今回のアップデートで関連して作成される Lambda 関数に Canary と同一のタグをコピー出来るようになったようです。
従来は長く運用している中で関連付けされた Lambda 関数の作成経緯がわからなくなったり、あるいは Canary 作成後にコスト配分タグを Lambda 関数へも手動設定してやる必要などがあったのですが、今回のアップデートで Canary 作成時に自動でタグ付与が出来るになったとのこと。
Canary のタグ設定時にタグレプリケーションチェックを ON に
早速 Canary を作成して試してみましょう。
適当なブループリント(今回はハートビートモニタリング)から新規 Canary を作成します。
余談ですが、今回のアップデートと同じタイミングで Canary 名の最大長が拡張されています。
見て頂くとわかるように 255 文字までになっていますね。さらにテキストエリアのサイズ調整も出来ます。
アップデート前は次のような感じで 21 文字が最大でした。
255 文字もいるのか?と感じましたが 21 文字は確かに短いですね。文字長制限で CloudFormation のデプロイに失敗するとか結構面倒なので拡張は嬉しいです。
さて、Canary 作成に戻ります。
ひととおり初期設定内容を確認し、最後に Canary にタグを設定するのですが、ここでタグレプリケーションのチェックボックスが追加されていました。
上記画像は選択した状態ですが、デフォルトは未選択だったので、明示的に選択する必要がありますのでご注意ください。
ON にして Canary を作成しました。Lambda 関数がどうなった確認してみます。
おっ、Lambda 関数にも同一のタグが設定されていることが確認出来ました。
Canary のタグフィルターも可能に
また、今回のアップデートと併せて、Synthetics の Canary 一覧画面にてタグでのフィルタリングも出来るようになりました。これはワークロード絞る時とかにも使えるので地味に便利ですね。 これまでCanary 大量の時に見づらいなと思ってました。
さいごに
本日は Amazon CloudWatch Synthetics で Lambda 関数へのタグレプリケーション機能が追加されたようだったので確認してみました。
アップデートアナウンスのされていない小さなアップデートですが、今まで手動で追加対応必要だった部分なのでありがたいですね。